広橋梅林
- [公開日:2016年3月7日]
- [更新日:2016年3月7日]
- ID:188
広橋峠一帯にひろがる梅の里



広橋梅林は月ヶ瀬、賀名生とならぶ奈良県三大梅林の一つとして知られています。広橋峠の北側斜面、約25ヘクタールにわたって約5,000本の梅が植栽されており、2月下旬から3月下旬が見頃です。白梅、紅梅、そして淡桃色、一重咲き、八重咲きなど色とりどりに咲匂う梅と景色をお楽しみください。また、金剛葛城両山や大和平野を見渡せる眺望も素晴らしく、青梅が実る初夏もお勧めです。
散策道が整備されており、気軽にハイキングを楽しめます。梅以外にもさまざまな草花や人と触れ合えるのは広橋梅林ならではです。また、毎年3月中旬の日曜日には、「梅の里山まつり」を開催、さまざまなイベントが行われますのでこちらもぜひご参加ください。
おすすめポイント!展望デッキ
梅を眺めるには最高!ここからは、眼下に広がる梅林を一望できる。金剛山・葛城山・二上山が見渡せる素晴らしい眺望はあなたのものです。
おすすめポイント!梅の仲間たちの果実園
梅の仲間たちが大集合!果樹園には梅の仲間が植えられています。ちょっとした休憩ポイントに。園内には、スモモやアンズ・ビワ・かりん・豊後梅(フンゴバイ)・見驚梅(ケンキョウバイ)・玉英(ギョクエイ)・寒紅梅・白加賀・南高梅など10種類が植えられています。
おすすめポイント!天守の森
広橋城跡とされ、頂上には高峯稲荷神社があります。中世南朝のために尽力した広橋氏の居城があったところであり、1863年(文久3年)8月9日に天誅組が布陣し、翌日10日夜、当時の彦根藩の宿営地であった下市に、突如として焼き討ちをかけた拠点です。
美しい眺望と壮大な歴史を感じながら山城があったとされる頂上までひと歩き。
広橋峠バス停から天守の森までは約600メートル、片道徒歩15分です。
かなり険しい道ですので、気を付けてください。
おすすめポイント!高野槙(こうやまき)群生地
高野槙の群生地の中を歩いていると、幻想的な気分にひたれます。
散策道(ハイキングコース)
- 梅林満喫コース 全長約2.5キロ(片道)徒歩約40分
広橋峠バス停から下市温泉秋津荘を目指す散策コース。ゆっくりと流れる時間の中で、人と自然が共存する「梅の里山」ならではの風景が広がります。 - 天守の森コース 全長約1.2キロ(往復)徒歩約30分
広橋峠バス停(453m)から、標高差約150mを一気に駆け上がる「天守の森」。ここからの風景はきっとあなたを満足させてくれるでしょう。広橋梅林奥千本の梅があなたを待っています。
交通 | 近鉄吉野線下市口駅から奈良交通バス約20分「広橋峠」下車すぐ ※バスの便が少ないため、ご注意ください。 ・時刻表 クリックすると時刻表が表示されます。 近鉄電車時刻表(別ウインドウで開く) 奈良交通時刻表(別ウインドウで開く) |
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お問合せ | 下市町役場(地域づくり推進課) TEL 0747-52-0001 |
梅って、どんな植物?
- 古くは、実を薬用にするために、中国から渡来しました。
- 香り立つ美しい花と、趣ゆたかに伸びる枝の様子が日本人に広く好まれ、万葉集の時代には、花と言えば桜ではなくこの梅を指していました。
- 花の色や花弁の数はさまざまで、園芸品種は200種にもおよびます。
- 今でも日本の味覚の代表ともいえる「梅」の実。広橋梅の里には、「白加賀」をはじめ、質の高い実をみのらせる梅の木が約5,000本植えられています。
- ウメの木のコケは、キレイな空気のバロメーター。
梅の里山の木を、よく見てください。老木に多いのですが、木の幹のところに「ウメノキゴケ」が見つかるはずです。ウメノキゴケは、車から出る排気ガスなどに含まれる亜硫酸ガスの多いところでは育ちません。広橋梅の里に多く見られることは、空気のキレイな証しといえます。ウメノキゴケは、空気の環境が良ければ、サクラやカキ、岩石などにも付着します。最近では環境問題の調査にも使われる、このウメノキゴケ。私たちが住んでいるところの空気がキレイかどうかも、このコケの様子を見ればわかるのです。
お問い合わせ
下市町役場 本庁舎地域づくり推進課
住所: 下市町大字下市1960番地
電話: 0747-52-0001 0747-68-9070
ファックス: 0747-54-5055
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