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拓美の園

[2016年5月18日]

ID:193

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拓本(たくほん)は伝統的な器物を複写する方法のひとつです。歌碑や句碑、石仏を訪ね、拓本を採り、持ち帰ってまた眺める。歴史や文学の世界、かかわった人たちのことを想いながら、時を過ごすことはとてもいいものです。

拓美の園の様子1
拓美の園の様子2

拓美の園

下市中央公園内にある拓美の園は、平成5年下市町の文化の拠点として3基の句碑歌碑が建立されたのをきっかけに、今では16基(23面)の句碑歌碑が立ち並び、多くの人が採拓(拓本を採ること)に訪れます。
歌碑や句碑、石仏を訪ね、拓本を採り、持ち帰ってまた眺める。歴史や文学の世界、かかわった人たちのことを想いながら、時を過ごすことはとてもいいものです。

※ご注意
採拓を採るには、事前の申し込みが必要です。採拓を希望される方は中央公園事務所に申し込んでください。

拓美の園詳細
場所奈良県吉野郡下市町下市2227
下市中央公園内⇒地図はこちら(別ウインドウで開く)
交通近鉄吉野線「下市口」駅より、洞川・笠木・岩森温泉・城戸行バス「田中口」または「下市中学前」下車すぐ
休日火・水曜日、祝日の翌日、年末年始は休み
申込み・問合せ下市中央公園管理事務所
TEL 0747-52-8965

拓本をとろう

拓本とは石材(天然石・加工した御影石)・金属・木材などに彫られた、文字・絵・模様を墨で紙(和紙がよい)に写し採ったものです。写しとられた器物の像を拓影といい、凹んだ部分が白く、凸部分が黒く紙上に現れます。

用意するもの

用意するものを集めた写真

墨・紙(画仙紙または和紙)・タンポ(1cm~10cmのもの数種類)・刷毛(撫刷毛・打ち刷毛)・霧吹き・水・タオル(2枚)・薄手の絹布・粘着テープ・ナイフ・新聞紙・バケツ等

タンポのつくり方

化繊綿を芯にしてまるめ木綿で包み、目の細かい絹の布でしわのないように丸く包み、口を縛る。1cm~10cm位の大きさのものを数種類作るとよい。

採拓の順序

1 歌碑のほこりや汚れを水とタオルできれいに拭き取る
2 採拓面より大きめに紙を切り、中心を合わせて粘着テープで固定する

霧吹きで水を吹き付けている様子

3 霧吹きで水を多めに吹き付け、紙に湿りを与える

紙を歌碑に貼り付ける様子

4 撫刷毛で上下左右に静かに撫で空気を抜き、しわのないように紙を歌碑に貼り付ける

5 小さくたたんだタオルで文字や絵の部分を押し込むように押さえ、紙を密着させる

薄手の絹布を紙の上からあてて打ち込む様子

6 薄手の絹布を紙の上からあてて、打ち刷毛で紙に向かって垂直になるように打ち込む(文字や絵の回りは特に丁寧に)

墨打ちの様子

7 乾き具合をみて墨打ちに取り掛かります
タンポの一つに墨をつけ、もう一つのタンポと擦り合わせ墨を写し取り、写し取ったタンポで紙面に直角に当たるよう腕全体を使ってリズミカルに打つ(一度に濃い墨を打ち仕上げるのではなく、薄く何度も打って全体を均等に仕上げる)

8 打ち終わると少し乾かせてから静かに紙をはずし、新聞紙の上に置き乾かす
作品はそのまま巻いて持ち帰るか、図面入れなどの筒に入れて持ち帰るとよい

ワンポイント

水分は上から乾燥していきます、墨打ちは上から順番にしましょう。打っている途中で乾燥してきた場合は再び霧吹きで紙を湿らすといいでしょう。

※採拓のマナー

  1. 採拓する歌碑・石仏などの所有者に許可を得ること。
  2. 採拓しようとする対象物を汚したり傷つけたりしないこと。
  3. 採拓後は碑面を拭き付近の掃除や片付けをしましょう。
  4. ゴミは必ず持ち帰りましょう。

歌碑一覧

歌碑一覧表
番号碑文詠人筆者建立者建立年月日
1拓美の園下市町長
梶 道男
下市町平成5年10月12日
2-1いせに まいりたる
ひとの送りたる礼を
蛤乃婦たみに別れ行く秋ぞ
松尾芭蕉橿原市
昆布楢嶽
新子敏夫平成5年10月12日
2-2みのむしの
ねを 聞きに こよくさの庵
松尾芭蕉芭蕉親蹟新子敏夫平成5年10月12日
3ここはなほ丹生の社にほど近し
祈らば晴れよ五月雨の空
後醍醐天皇橿原市
昆布楢嶽
拓美会平成6年5月22日
4-1葛城や高間の山の桜花
雲井のよそに見てやすまな舞
不詳五条市
栗山亮作
御所市
木谷大治
平成6年5月22日
4-2よしの山こぞのしおりの道かへて
まだみぬ方の花をたずねん
西行法師御所市
米田須美子
御所市
木谷大治
平成6年5月22日
4-3春柳葛城山にたつ雲の
たちても坐ても妹をしぞ思う
柿本人麻呂千早赤阪村
小早川悦子
御所市
木谷大治
平成6年5月22日
4-4忘己利他是慈悲極比叡山延暦寺
大西座主
御所市
木谷大治
御所市
木谷大治
平成6年5月22日
5夏草や兵共の夢の跡松尾芭蕉松尾芭蕉新子敏夫平成7年4月11日
6馬ほくほく我を絵に見舞夏野かな松尾芭蕉奈良市
書:吉川敦子
絵:吉川空翆
奈良市
吉川敦子
平成7年4月11日
7-1分け入りても分け入りても青い山山頭火寧楽拓本表装
同好会・研究会
平成7年4月11日
7-2芒吹きなびく風
かりそめに家を離れて
一碧樓一碧樓寧楽拓本表装
同好会・研究会
平成7年4月11日
8吉野山峰の梢やいかならむ
紅葉となりぬたにの家村
伴林光平橿原市
昆布楢嶽
下市町
文化連盟
平成7年11月3日
9よきひとのおおせをこうむりて
信ずるほかに別の子細なきなり
歎異抄
第二章より
大淀町
花岡大学
中西テル子平成7年11月3日
10昼顔や 夏山ぶしの 峯づたひ支考金峯山順教拓美会平成9年4月
11-1下市や 家千軒に 花の雨清々千早赤阪村
小早川悦子
拓美会平成11年11月3日
11-2おぼろ夜の 千石橋を わたる僧無量子
野村宣道
野村宣道拓美会平成11年11月3日
12手招けば 返へす瞳となり 下里鮎河合渡口河合渡口下市町
文化連盟
若鮎川柳会
平成13年11月18日
13幾千の 木漏日 いだき 山眠る九代
松本幸四郎
九代
松本幸四郎
拓美会平成14年11月2日
14-1念ずれば 花ひらく仏教詩人
坂村眞民
橿原市
昆布楢嶽
熊谷文子平成14年11月2日
14-2念仏為先法然上人慶思寺住職
白川恵俊
熊谷文子平成14年11月2日
15よき人の よしとよく見て
よしと言いし 吉野よく見よ
よき人よく見
天武天皇下市町拓美会
16苦しくも 暮れぬる 日かも
よしの川 清き川原を
見れどあかなしに
元仁吉田信子徳岡政子
大月千恵子
番号1の写真

番号1

番号6の写真

番号6

番号7-1の写真

番号7-1

番号7-2の写真

番号7-2

番号8の写真

番号8

番号9の写真

番号9

番号10の写真

番号10

番号11-1の写真

番号11-1

番号11-2の写真

番号11-2

番号12の写真

番号12

番号13の写真

番号13

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下市町役場
下市観光文化センター
教育委員会

住所: 下市町大字下市3071番地

電話: 0747-52-1711  0747-68-9080

FAX: 0747-52-5159

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